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2006.09.26 (Tuesday)

[TGS2006]持参したMSXソフトがことごとく動かない

20060923tgs1_l去る9月23日(土曜日)、東京ゲームショウ2006へ行ってきました。D4エンタープライズのブースにてプレイアブル展示されている1チップMSXを用いての自分のMSXソフトの持込検証が可能とあって、僕もソフトを持ち込みました。

展示する1チップMSXに外付FDD(HBD-F1)が用意されていることは事前に分かっていたので、今回はソフトをSDカードではなく2DDのフロッピーディスクでそのまま持って行きました。

動作検証したソフト

20060923tgs2_lこれは動作検証に使えるだろうと思って選んだ、HALSCAN。カートリッジに専用のACアダプタを接続しないとハンディスキャナの電源が足りなくて使えないというキワモノハードです。HALSCAN自体にソフトは内蔵していませんので、フロッピーで供給される付属ソフト(F1ツールディスクの機能縮小版のようなもの)をそのまま持って行き、外付FDDでロードしました。

結果は…動作せず。付属ソフトは起動するのですが、スキャナを認識しないようです。電気的な相性の問題が考えられます。ただ、これは会場での操作が足りなかっただけで、本当は1チップMSXでも動作するのかもしれません。

20060923tgs3_lちなみにHALSCANを実機(FS-A1ST)で動作させるとこんな感じで取り込めます。(D4Eが配っていたパンフレットの一部分を取り込み)

20060923tgs4_lHALSCANがダメなら…ということで、次はHALNOTE(なんでまたHAL研!?)。しかし結果は…動作せず。Ctrlキー立ち上げをしろとの英文の警告が表示されるだけで、まったく起動できませんでした。

20060923tgs5_l
ちなみにHALNOTEを実機(FS-A1ST)で動作させるとこんな感じです。「個人で使う分には速度はそれ程問題ではなく、必要なのは表現力ですし、値段を考えるとHALNOTEは、ただ遅いだけなのです」というHAL研究所の開発者の言葉が沁みます。

うーむ、普通にゲームのROMカートリッジだけ持参すれば良かったのかしら(^_^;

外付FDDがあればフロッピーのソフトも使えるが…

外付FDD(HBD-F1)は確かに使えていました。キーボードのあるキーを押しながら電源を入れることにより、SDカードではなく外付FDDからのブートも可能です。ただ、1チップMSXとフロッピー媒体の関係には困った問題があります。

まず困った点は、そもそも必要な外付FDDは製造中止となってウン十年経過しており、今からの入手はかなり難しい状況となっています。ヤフオクでうっかり出品されることがあればたちまち入札されるほどの希少価値があります。USB端子でのFDD増設は将来的には可能かもしれませんが、現状ではUSB端子はただ単に通電しているだけで何もサポートされていません。

次に、現状の仕様ではSDカードのドライブをBIOSレベルで切り離せないことです。外付FDDをブートドライブにしてもSDカードのワークエリアは取られるようで、その際のMSX BASICでのフリーエリアは21000bytes程度(DOS1起動時)となり、MSXのメインメモリ(TPA)がかなり減っています。Ctrlキー立ち上げ(2ドライブシミュレーションを無効に)してもSDカードのドライブは物理的に切り離せないので、Ctrlキー立ち上げを強要するような一部のソフトはメインメモリ(TPA)不足という理由で1チップMSXでは動かない可能性があります。この問題は、1チップMSXのメモリが256KBに拡張されていようが、1チップMSXのデフォルトのOSがMSX-DOS2だろうが、まったく解決しません。僕が会場で持ち込んだHALNOTEが1チップMSXで動かない原因はこれでした。

更に、フロッピーのデータをSDカードへ容易に転送することが可能(例えばフロッピーがMSX-DOSフォーマットなのでファイルが取り出せる等)であれば、面倒とは思いながらもSDカードへ転送して外付FDDを使わないことで解決するのですが、フロッピーのデータがMSX-DOSじゃないオリジナルのOSだったり、OSの概念が無くてセクタを直接アクセスしてデータを読んでいるような多くの市販ソフトに対してはメモリ吸い出し・プロテクト外し・FDCアクセス等といった昔の「バッ活」を髣髴させる特殊スキルを酷使しないとSDカードへデータ転送することができません

外付FDDを所有しないうえ、フロッピーディスクのデータをSDカードへ転送できるスキルを持ち合わせていないユーザーは、フロッピー媒体の市販ソフトを1チップMSXで活用するのは諦める他に選択肢はありません。つまり、フロッピー媒体の市販ソフトを1チップMSXで動作させるのは何にせよ敷居が高いというわけです。ROM媒体のほうが圧倒的に手軽です。

この敷居を少しでも下げるには、例えばディップスイッチでSDカードを切り離すといったBIOSレベルの工夫が必要かもしれません。が、某所の情報によるともはや時間的余裕が無いとかで、発売後のサポートに期待!ということになりそうです。

うーむ、これでは1チップMSXをゲットしても実機を捨てられない…。どうしたら良いものか?

投稿: nf_ban 2006.09.26 03:30 [パソコン・インターネット, 1チップMSX, MSXイベント] | 固定リンク このエントリーを含むはてなブックマーク post to del.icio.us

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